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by shree
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osho禅タロット

1枚目 あなたがこの関係性に提供しているもの
     または関係性があなたに教えるべきもの
2枚目 彼又は彼女が関係性にもたらすもの
3枚目 関係性の働き方および二人の相互作用の質や趣
4枚目 関係性への洞察および関係性が持つもっとも高い潜在性への鍵

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1枚目 Love and the law of Moses 祈りのカード
2枚目 37.天国の門
3枚目 02.コミューン
4枚目 41. 失敗

Copyright © 2007 Osho International Foundation




●1枚目;Love and the law of Moses 祈りのカード
ほかの人の愛と祈り邪魔してはいけません。自分は愛し方や祈り方を知っているという考えを落としましょう。人がどのように愛し、どのように祈っていても、その人にとってはそれは完全なのだと、ほかの人びとをただ尊敬することです。


 モーゼはあるとき祈っている人に出会った。だが、その人がばかげた祈りを唱えていたので、モーゼは立ち止まった。しかも、ばかげているだけでなく、その祈りは神を侮辱もしていた! その人はこう言っていた。「神さま、もっと近くに寄らせてください。そうしていただければ、あなたの身体が汚れているときには洗ってさしあげましょう、それをお約束します。もし、しらみがいたら取ってさしあげましょう。それに、私は腕のいい靴屋なのです。あなたに完璧な靴をお作りしましょう。神さま、あなたを世話してくれる人は誰もいないのでしょう……私があなたの世話をいたします! もしあなたが病気になられたら、あなたの看病をして、薬をおもちしましょう。それに、私はすばらしい料理人でもあるのです!」
 モーゼは叫んだ。「やめなさい! そんなナンセンスはやめなさい! いったいなにを言っている? 神の身体にしらみがいるだって? しかも、彼の服がよごれているからお前がそれを洗うだって? しかも、お前が彼の料理人になる? いったいどこでこの祈りを習ったのだ?」 その男は言った。「どこでも習いませんでした。私はとても貧しくて、しかも教育を受けていない人間です。それに、私は自分が祈り方を知らないのをよく知っています。自分で編みだしたのです……こうしたことが私の知っていることなのですから。しらみは私をとても悩ませます。ですから、神をも悩ますにちがいありません。それに、私が得る食事はときにはあまり上等なものではなく、胃が痛みます。神もときどき苦しむことがあるにちがいありません。これは私自身の体験です。それが祈りになりました。でも、もしあなたが正しい祈りをご存知なら、どうか教えてください」
 そこでモーゼは正しい祈りを彼に教えた。その男はモーゼにひざまづき、彼に感謝した。その目には深い感謝の涙が流れていた。彼は去り、モーゼはとても幸せだった。善い行いをしたと思った。このことを神がどう思ったか知ろうとして、彼は空を見上げた。
 ところが、神は非常に怒っていた! 神は言った。「私は、人びとをわたしのもとにもっと近づけるためにお前をそこに送ったのだ。だが、お前はいま、私の最も素晴らしい恋人たちのひとりを放り出した。よいか、お前が彼に教えたこの『正しい祈り方』は、まるで祈りではない——祈りは法とはなんのかかわりもないからだ。それは愛だ。愛そのものが法だ。ほかの法は必要ない」
 そして、愛とともに恩恵が起こる。そして、愛とともに真理が——。
 覚えておきなさい。もしあなたに真理を理解することができたら、真理は解放する。そして、それよりほかに解放はない。


●2枚目;37天国の門
意識を保っているとき、あなたは天国にいます。醒めていましょう。油断せずにいることです。意識を保って! これもまた、あなた次第なのです。

 禅マスター白隠は、まれな開花のひとつだ。ひとりの戦士、サムライが、偉大な兵士が彼のところに来てたずねた。「地獄はありますか? 天国はありますか? もし地獄と天国があるとしたら、その扉はどこにあるのですか? 私はどこから入ればよいのですか?」
 彼は素朴な戦士だった。戦士は常に素朴だ。彼らのマインドのなかにずるさはない。計算はない。彼らはふたつのことしか知らない――生と死だ。彼はなにか教義を学ぼうとして来たのではなかった。彼は地獄を避けて、天国に入れるように、その門がどこにあるのかを知りたかったのだ。そして白隠は、戦士にしかわからないやり方で応えた。
 白隠は言った。「お前は誰なのか?」
 戦士は応えた。「私はサムライだ」。サムライであることは、日本では非常に誇り高いことだ。それは完璧な戦士、自分の命を差し出すのを一瞬といえどもためらわない人間であることを意味する。彼は言った。「私はサムライだ。私はサムライの指導者だ。天皇でさえ私には敬意を払う」  白隠は笑って言った。「お前がサムライだって? お前は乞食みたいだぞ!」
 彼の誇りは傷ついた。サムライは自分がなんのために来たのかを忘れた。彼は刀を抜いて、まさに白隠を殺そうとした。
 白隠は笑って言った。「これが地獄の門だ。この刀、この怒り、このエゴとともに、ここにその門が開く」
 これこそ戦士に理解できることだ。すぐにサムライは理解した。彼は刀を鞘に収めた……。そこで、白隠は言った。「ここに天国の門が開く」
 地獄と天国はあなたの内にある。両方の門があなたの内にある。あなたが無意識に振るまっているとき、そこには地獄の門がある。あなたが油断せずに、意識するようになると、そこには天国の門がある。
 マインドは天国だ。マインドは地獄だ。そしてマインドには、そのどちらにもなれる許容力がある。だが、人びとは、どんなものも、どこか外側にあると思いつづけている……。地獄と天国は生の終わりにあるのではない。それらは今ここにある。瞬間ごとにその扉が開く……一瞬のうちに、あなたは地獄から天国へ、天国から地獄へと動くことができる。


●3枚目;02コミューン
 コミューンとはもうひとつの社会を意味します……世間という砂漠のなかの小さなオアシスです。もっともっと調和の中に入ってゆきましょう。生を祈りに満ちて、敏感に、意識して、醒めて生きるのです。あなたの小さな小川をほかの小川とひとつにして、大海に行き着く途上にある大河となるのを許しましょう。


"サンガ"、コミューンとは覚者のまわりに集まった弟子や帰依者たちのブラザフッドだ。花開いた覚者のもとにやって来た蜂たちのブラザフッドだ。

Osho THE WHITE LOTUS

覚者はそれぞれコミューンを創る……。コミューンとは彼のエネルギーフィールドを意味する。コミューンは彼とともにつながり合った人びとを意味する。コミューンとはもうひとつの社会を意味する……世間という砂漠のなかの小さなオアシス……そこでは生がまったく異なったゴールをもって生きられる。そこでは生が祈りに満ちて、敏感に、意識して、醒めて生きられる。そこでは生はたんなる偶然ではない。そこでは生があるひとつの方向のなかで、あるひとつの最終目的に向かって、より大きく、より大きくなって成長となり始める。そこでは生は、もはや流木のようなものではない。

Osho THE BOOK OF WISDOM

覚者のコミューンのなかでは、あらゆる人が個性をもっている。人格をもっている人はいない。誰ひとりエゴイスティックではない。だが、あらゆる人がその人独自の特性をもっている。人はその人独自のユニークなやり方でコミューンに寄与する。そしてあらゆる人が、なにをやっていようと尊敬されている。個人への途方もない尊敬がある……。 詩人、画家たちがいる……有名な、よく知られている……多くの本を出版した作家たちがいる。彼らは靴を作っているかもしれない。大工仕事をしたり、庭でなにか手仕事をしているかもしれない。というのも、ひとつのことが完全にはっきりしているからだ。それは、仕事はなんのちがいももたらしはしないということ、あなたの個性はどんなところでもそこなわれてはいないということだ。あなたの仕事があなたにより高い地位を与えることはない。それはどのような階級組織も作らない。あらゆる人がその人独自のやり方で心から働いている。

Osho I AM THAT

あなたがそこに始めたばかりの人々を見る場所、あなたがそこに始めたばかりの人よりはもう少し先に行っている人びとを見る場所、そして、そこに自分たちの旅のほぼ中間にまで行き着いている人びとを、さらにその中間を超えている人びとを、そしてまさにゴールに行き着こうとしている人びとを、そして行き着いているマスターを少なくともひとり、そこに見る場所。それはあなたがスピリチュアルな段階の範囲をすべて見ることのできる場所だ。旅の全行程を見ることのできる場所だ。それは勇気を与える。あなたは、自分は息詰まってはいないのだと、暗闇のなかを動き回ってはいないのだと、なんらかの幻想に、幻覚に入り込んではいないのだと、自分の努力は結果をもたらすのだということがわかる。

Osho THE SECRET

そしてこの実験全体は、世界に或るひとつのブッダフッドをもたらすためのものだ。このコミューンは普通のコミューンではない。これは上を呼び起こす実験だ……。
 私は神がもっともっと降りてこられるようなスペースを創ろうとしている。このコミューンは接点になるだろう。世界はその接点を失った。神はもう現実ではない。この世紀に関するかぎり、ニーチェは正しい。神は死んだ。接点が壊れている……。
このコミューンは橋を創る実験だ。もっともっと調和しなさい。あなた方のエネルギーをプールにしなさい。そして覚えておくがいい、小さな流れは海に行き着けない。どこかで失われてしまうだろう。海は非常に遠い。どこか砂漠の地で、どこか荒れ地で、それは失われてしまう。だが、多くの小さな流れがひとつにプールされたら、それらはガンジス河になる。そうなったら、それは海に行き着くことができる……。


●4枚目:41 失敗
あなたが独りで、全体からかけ離れてなにかをやろうと企てると、なんであれそれは失敗に終わります。成功は神のなかに、そして神とともにあります。


  私は内なる恋人に話しかけて言う
  なぜそんなに急ぐのか?
  鳥や動物や蟻たちを愛するある種の精神が
  あることを感じ取っている——
  おそらくそれは
  あなたの母の子宮のなかで
  あなたに輝きを与える者と同じなのだろう
  いまではまったく孤児になって歩き回っている
  あなたは理にかなっているだろうか?
  あなたが自分に背を向けて
  独りで暗闇のなかに入っていこうと
  決めたこと——
  それがほんとうのところだ
  いまではあなたは他者のなかにもつれ込み
  かつては自分が知っていたことを忘れている
  だからこそあなたがやるあらゆることのなかに
  不気味な失敗が含まれているのだ

 それを自分の生のなかで見守ったことはないだろうか? あなたのやることは失敗しつづけている。それでもあなたは要点を見ない……あなたは、やるべきようには自分はそれをやらなかったのだと考える。そこであなたは別の計画を試みて、再び失敗する。そうなるとあなたは、自分の技能が充分ではなかったのだと考える。そこであなたは技能を学んで、またしても失敗する。それからあなたは、「世界が私に反対している」、あるいは、「私は人びとの嫉妬の犠牲者だ」と考える。あなたは、なぜ自分は失敗したのかという説明を見い出しつづける。だが、自分の失敗のほんとうの基盤をけっして掘り当てはしない。
 カビールは、失敗とはあなたから神を引くことだと言う。あなたとしてのあなたが失敗の根本的な原因だ。成功は神のなかに、そして神とともにある。宇宙の精神、タオ——存在全体に充満し、浸透する法——を感じ取るがいい。あなたはそれから生まれ、いつの日かそれに帰ってゆく。
by shree | 2009-07-02 02:07 | リーディング